綿がふっくら、愛着もひとしお
布団職人に教わる座布団作り
「ワークショップ」
布団職人に教わる座布団作り
「ワークショップ」
ワークショップ
素材や製法にこだわった座布団が心地良いのはなぜ?
自分だけの手作り座布団が私にも作れるって本当?
布団職人が直々にレクチャーする、
座布団作りワークショップに参加しました。
この日の参加者は4名。
作業場の広さが限られていること、
針を使った作業があることから、
少人数で和気あいあいと開催しています。
海外からの参加者には、英語の得意なスタッフが補助をしながら進めます。
綿入れ
まず、綿を包む生地の柄を選ぶことからワークショップは始まります。赤、青、黄、花柄、絣柄……多彩な色柄の中から各々気に入ったものを選び、自分の膝の前に斜めに置きます。
続いて、選んだ生地の上に、工場で製綿された綿をちぎって重ねます。初めは生地より一回り大きく、綿の向きを縦横入れ替えながら、だんだんと小さくちぎっていきます。中央に厚みを持たせるように重ねるのが、ふかふかの良い座布団にするポイントです。
綿をちぎるのにもコツが必要です。ちぎりたいところに左手を添えつつ、右手で綿を下から抱えて端から引き上げます。森製綿所の綿はきれいに繊維の向きが揃っているのが特徴の一つ。繊維の方向によってちぎりやすい向き、ちぎりにくい向きがあるので要注意です。
5〜6段重ねたあたりで手持ちの綿を使い切ったら、綿の四隅を内側へ丁寧に折り込みます。一番上にもう1枚綿を重ね、綿の切れ目を覆って綿は完成です。最後に、重ねた綿を半分に折り、袋状になっている生地で包むように入れます。
続いて、選んだ生地の上に、工場で製綿された綿をちぎって重ねます。初めは生地より一回り大きく、綿の向きを縦横入れ替えながら、だんだんと小さくちぎっていきます。中央に厚みを持たせるように重ねるのが、ふかふかの良い座布団にするポイントです。
綿をちぎるのにもコツが必要です。ちぎりたいところに左手を添えつつ、右手で綿を下から抱えて端から引き上げます。森製綿所の綿はきれいに繊維の向きが揃っているのが特徴の一つ。繊維の方向によってちぎりやすい向き、ちぎりにくい向きがあるので要注意です。
5〜6段重ねたあたりで手持ちの綿を使い切ったら、綿の四隅を内側へ丁寧に折り込みます。一番上にもう1枚綿を重ね、綿の切れ目を覆って綿は完成です。最後に、重ねた綿を半分に折り、袋状になっている生地で包むように入れます。
たたき
ふっくらとした綿を生地の隅々まで入れ込むのは至難の業です。角にもしっかり綿が入るように、生地の外から座布団を叩いて綿をならします。綿が均一に入り座布団の形が全体的に整うまで根気良く、ときには脚で座布団を押さえながら叩くのが職人流です。
絎(く)け
生地の口を縫う際は、通常の手縫い針よりも太い針を使います。蝋引きをした滑りの良い糸を針に通し、端から丁寧に縫っていきます。参加者の眼差しは真剣そのもの。黙々と手作業に集中する時間も心地良いものです。
綴じ、房付け
仕上げに、座布団の中心を十字に綴じ、座布団の四隅に房を縫い付ければ座布団の完成です。中央と四隅を縫い付けることで、綿と生地がずれないようにします。中心を綴じるだけで、ぐっと座布団らしく見えてくるのだから不思議です。房付けは少し難しいので職人がやってしまうことも多いですが、この日の参加者の多くは四隅とも自分で房を付けることができました。
ここまで約2時間、初心者でもあっという間に手作り座布団が作れました!初めのうちは緊張していた様子の参加者たちも、完成したマイ座布団を手にしてにっこり。生地と同じ素材で作られたあずま袋で座布団を包み、解散となりました。
ここまで約2時間、初心者でもあっという間に手作り座布団が作れました!初めのうちは緊張していた様子の参加者たちも、完成したマイ座布団を手にしてにっこり。生地と同じ素材で作られたあずま袋で座布団を包み、解散となりました。
- 以前、瞑想に枕を使ったことがあり、日本の寝具ならより良い瞑想ができるんじゃないかと興味を持っていたんです。このワークショップをネットで見つけて、自作の座布団をスウェーデンに持ち帰りたいと思い参加しました。とても楽しかったです。
- (スウェーデン・女性)
- 母が裁縫を教えていた影響で、私もマクラメ編みの教室を開いています。だから日本の座布団作りにも興味があって、ずっと参加してみたかったんです。もう数年は日本に滞在する予定なので、今度は枕のワークショップにも挑戦したいと思っています。
- (スウェーデン・女性)
- 裁縫の仕事をしていたことがあり、針を使うのは好きでしたが、座布団を作ったのは初めてです。綿を折りたたむ工程でも重ね具合がよく考えられていて、非常に奥深い世界なのだと知りました。今後、座布団を見る目が変わりそうです。
- (東京都・女性)
- ひたすら綿を詰め込んでいく作業だと思っていたので、何層にも綿を重ねることに驚きました。また、手作業で角まで綿を入れる技術に感激しました。自分で作った座布団は愛着が湧いて、お尻の下に敷くのがもったいないぐらいです。大切に使いたいと思います。
- (東京都・女性)