時代を超えた
工房への招待
工房への招待
工房
私たちの工房は、昭和三〇年代半ばに築かれた
歴史を持つ建物に併設されています。
この建物は東京江東区東陽に位置し、
七〇年近くの時を経てもなお、
伝統と革新の精神を育んでいます。
ここでは、伝統的な技法を守りつつ、
一枚一枚の布団に心を込めています。
手仕事
すべての作業を畳の上で行うことは、当工房の特徴の一つです。職人たちは針と糸のみを使い、その熟練の技で布団を製作します。この伝統的な方法により、製品にはぬくもりと魂が宿ります。
自家製綿
当工房の布団製作には、自社工場で生産される自家製綿わたを使用しています。この綿わたは、産地や種類、重さによって様々な顔を持ち、それぞれの布団に独特の特性をもたらします。オーダーメイドであるため、製品ごとに異なる綿わたの組み合わせを選定し、使用者のニーズに応じた最適な布団を製作します。
制作工程
布団製作の工程は、側生地縫製、綿入れ、そして仕上げ作業に大きく分かれます。綿入れ作業では、1枚1枚約1cmの綿を重ね、角までしっかりと、美しく繊細に布団を形作ります。この際、綿わたの特性を生かして、敷布団では中央部を厚くし、掛け布団は均一に平たく仕上げ、実用性と美観を両立させます。
工房見学
伝統的な技術をより多くの方に体験していただきたい思いから、私たちは約15分の工房見学を実施しています。この見学では、職人の手仕事を間近で観察し、伝統が息づく工程を直接感じることができます。ご興味のある方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。